今日は、昨年スタッフとして働いていたO君が来てくれました。
大学卒業後、就職して大阪に赴任したという彼は
ひさびさに会ってもやはりおしゃれさんで落ち着きがあって
インテリジェンスを漂わせていました。

こうやって、元スタッフが遊びに来てくれるのは
やっぱりとても嬉しいことです。


そこで出た話のひとつに、料理の仕事をするのには
学校にいくのがいいか働くのがいいか。
という話がありました。
何度かこういう相談を受けたことがあるのですが
私の勝手な持論は、「働くべき」です。
私自身は調理師学校に通ったのですが、
論理や基本の技術は身についても、
自分でお店を持つ場合か、なにか専門の分野を極めたい場合、
つまり目的がはっきりしてるときは、
実際にその目的に近い場所にいたほうが、ずっと身につくことが多い。

科学的な論理や、珍しいレシピ、基本の知識は
目的さえあれば本やネットからでもいくらでも学ぶことができますが
毎日毎日同じものをつくって得られる感覚や作業全体の流れは
現場でしか得られないと思うから。

学校で何度も練習した基礎の部分も大切ですが
今考えれば、課題を与えてくれる人や教えてくれる人が身近にいれば
いくらでも家でできることでした。
要するに目的と熱意さえあれば、師はどこにでもいると。
なーんてね。大金だして学校出てみて気付いた。


ともかくも。夢や目標は必要なのよね。