10日目。
朝食のとき、マダムの娘さんと少しお話できてよかった。
日本とフランスで育った、まさに2つの文化の間にいるひと。
私と同年代で、悩みは違えど、共感することが多かった。

みなさんにお別れして、TGVに乗り、アヴィニヨンに向かう。
ここにはお友達のブノワとステファニー、かわいい娘二人がいます。
ブノワが迎えに来てくれていて、車でお家(タラスコンという町)まで。
プロヴァンスの田舎町、すんごい好きなのです!
プラタナスオリーブの木、ラベンダー、古い教会。

お家でステファニーと子供たちに再会して、中庭で昼食を頂いて、
部屋に案内してもらう。素敵。
で、私が果物狩りや野菜を採りたいと言ったので
教会とお庭があるとこに連れて行ってくれる。
ステファニーは養蜂や植物の研究をしていたのですごく詳しくて
野生のルッコラを見つけたり、ケシの花をつんだり(カマンベールにはさんで食べる)、
アーモンドの木を見つけて摘んだりした。

ステファニーの車が超レトロでかわいくて
ジブリの映画に出てくるみたいな感じ。

少しキューバ音楽の祭を見に行って、
アラブ料理のタジンを作り(ステファニーはモロッコに住んでた)、
アペリティフにミュスカ(マスカットで作る甘口のワイン)を飲み、
タジンを食べながらいろんな話をする。
彼らの考え方や性格は本当に素敵で、
お金よりも情熱で仕事をしているのがすごく好きなのです。



11日。
近所のパン屋さんで新鮮なクロワッサンを買ってきてくれ、朝食。
今日はゴッホの庭でピクニックなのです。
大きなマルシェで買い物。新鮮なパンや野菜・果物を買う。
途中、ステファニーたちの友達に出会ったり、
スパイス屋さんでタジン用のスパイスをブレンドしてもらったり。
市場のなかに古着のお店もあって、カーテンを見つけて買ったり。

お花がたくさんの庭で、買ってきたパンやチーズ、トマト、果物を食べる。
近くのカフェでコーヒーを飲み、帰る途中でフリーマーケットをやっているので行く。
すっごく可愛いレトロなコーヒーカップの5客セットが1ユーロ(120円)とか!
椅子やランプもあったけど、持って帰れないので全部あきらめる。

ステファニーはこういうところで掘り出し物を見つけて、
自分でペイントしたりして素敵なインテリアにしている。
使えるものを簡単に捨てないのは、フランス人の良いところだと思う。


今夜は、お家のテラスでアペリティフ。Vin de noyerという、ぶどうの種のお酒。
市場で買ったフィガテッリというソーセージに、ゆでたパスタ。
デザートはtot faitというケーキ。いちじくの葉で香りをつける。

ここのテラスにいると南フランスらしくて気持ちよいです。